心ノ底ニ燈火トモセ

eastern youth 心ノ底ニ燈火トモセ專輯

1.ドッコイ生キテル街ノ中

作詞:吉野壽
作曲:eastern youth

手にしたものはガラクタばかりであったが
それ等は今もポケットの中で燃えている
越して來た日々は無價值なものであったか?
今朝も街は廣がり續けている
辿り著く宛のないままこの人生は
風が吹く度にヒラヒラと震えるばかり
見果てぬ夢 途切れ途切れ 破れかぶれ
泣きながら笑って 笑いながら泣いて
彼方此方から聞こえてくるのは
押し殺したような溜息ばかりじゃないか
上邊をなぞって必死に燥いで消える
空騷ぎばかりじゃないか
雪と花弁と灰が降り積もって
風と交差點と背中が過ぎて行った
解ったようで解らなかった答えを
空に投げ返して 追いかけて走って
雲の切れ間から落ちて來たのは
どうにでもなって構わない明日じゃないか
昨日を捨てて拾った今日じゃないのか?
心臟で刻む真晝の街
蹴飛ばし步く午後の木漏れ日

ポケットの中でガラクタが燃え續けている
無價值な時間が無價值に燃えている
暮れて尚、街は廣がり續けている
花に嵐の四つ角
四つ角の先の三叉路
雲の切れ間から落ちて來たのは
どうにでもなって構わない明日じゃないか
昨日を捨てて拾った今日じゃないのか?
呼吸で搖らす夜更けの街
行き交う影も途絕えし道
戲れ步く月の明かり